健康医療に関するワンポイントデータをご紹介!客観的データからあなたの健康生活をサポート。
みなさん、特定健診は受けていますか?
「特定健診」とは、生活習慣病の予防のために、40歳~74歳の方を対象に、生活習慣病の元凶とされる「メタボリックシンドローム」に着目した健診(健康診断)です。
※主な生活習慣病…がん、糖尿病、心疾患、脳卒中など
生活習慣病は「サイレントキラー(静かな殺し屋)」なんて言われることもあるように、自覚症状のないままどんどん病気が進行していくことがあります。また、日本人の死亡原因の約6割を占めるとても恐い病気ですが、特定健診でまず自分の体を確認し、異常が見つかったら早期に医療機関を受診したり、保健師による保健指導を受けて、食事や運動など生活習慣を改善することによって、そのリスクを軽減することもできるんです。
また、「病気になる=医療費(お金)がかかる」ことになりますが、ここに注目すべきデータがあります。特定健診を受診している人と、そうでない人との、年間にかかる医療費の違いのデータです。
※分かりやすくするために簡略化しています。詳細は、末尾の資料をご確認ください。
出典 鳥取県国民健康保険団体連合会 健康医療データ分析センター
鳥取県の国民健康保険の加入者(45歳~74歳)5万人を対象としたデータによると、(平成30年度から令和2年度まで)3年連続で特定健診を受診しなかった人は、医療費が年間1人あたり10万円も高くなるというデータです。
ここでいう医療費とは、医療機関や調剤薬局などで必要な医療サービスにかかった費用の全額のことで、窓口などで支払う個人の負担額ではありませんが、それだけ治療や薬が必要になっている、つまり、健康でない人の割合が増えているというわけです。
逆に毎年健診を受けていれば、健康状態を把握することができ、異常が見つかっても早めに手を打っておくことによって、その後の医療費が抑えられる⇒病気の重症化を予防することができる⇒「けんこうのびのび」な生活を実現できる!! と考えられます。
健康だから大丈夫、太ってないから大丈夫・・・と思っているあなた!健康に絶対はありません。
先手必勝!手遅れにならないよう、特定健診を受けてしっかり健康管理しましょう!!
<データ詳細>
健診受診者と健診未受診者の比較
1.目的
2.集計条件
3.結果