けんのび 鳥取

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けんこうのびのびコラム(けんのびコラム)

鳥取県で暮らす様々な人々が独自の視点でつづる
健康習慣を随時更新でお届け!

健康診断の大切さ

ライター

田中友香理

私は約5年前(41歳)の春、胆嚢摘出手術を受けました。
きっかけは、健康診断。
本来受ける予定ではなかったはずの『腹部エコー』の検査を、手違いで受けたところ、
胆嚢に3ミリのポリープが見つかったのです。
『小さいポリープなので様子を見ましょう』と、半年後に再検査になりました。
その時は「ポリープはよくある話」と聞き、あまり重くは捉えていませんでした。

半年後。再検査すると『ポリープが8ミリになっている』という結果。
半年で倍以上の大きさに。
医師から『放置するとさらに大きくなって胆嚢がんになる可能性もある』と言われました。
翌月に胆嚢摘出手術が決定。
今まで大きな病気をした事がない私にとって
『がんになる可能性も』という言葉の衝撃は大きいものでした。
ですが『摘出して解決するならぜひ!』と前向きな気持ちに。

当時子供達は長女小3、長男小1、次男4歳。
母親(私)が入院となると、色々考えないといけないことがたくさん。
職場や家族への負担をなるべく小さくしたい。
色々考慮し、手術に臨みました。
腹腔鏡手術ですが、人生初めての全身麻酔。ドキドキでした。

手術は無事終了。摘出した胆嚢の病理検査の結果も良性。ホッとしました。 
入院は4日間。退院翌日にはラジオ生放送の仕事ができるほど回復も順調。
胆嚢を摘出した後の体調や食生活への影響もありません。

この手術を通して思ったことは
①「健康診断の大切さ」
毎年自分の身体をチェックする事で防げる病気がたくさんあると再確認しました。
さらに私は「たまたま」受けた腹部エコーでポリープが見つかったので、
より細かい検査も定期的に受けるべきだと感じました。

②「家族への影響」
この時は、まだ子供達が小さく、夫も多忙な勤務だったため、
関西から母に来てもらい、
家事や子供の世話をお願いして、何とか入院生活を乗り越えられました。
本当に感謝しています。
あと、手術直後、まだ麻酔の影響で苦しそうにしている私を見て、
小1の長男が心配そうな顔で泣いていた事が忘れられません。
「ママが死んでしまうかもしれない」という気持ちになったと、後から聞きました。

世の中にはもっと大きな病気や手術がたくさんあります。
私がした手術は短期間で済むものでしたが、
改めて自分の身体、健康について色々と考えさせられました。

今46歳。
まだまだ元気でいるために。家族に心配をかけないために。
健康診断を怠ることなく、自分の身体を大切にしようと思います。

田中友香理

Profile


山陰地方を中心に活動するフリーアナウンサー。
大阪出身・鳥取県米子市在住。3児(中2・小6・小4)の母。
BSSラジオ「午後はドキドキ!」月・水MCとして出演中。

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